足袋型シューズのススメ シューズ開発者より
こんにちは。イノベーション推進部の宇佐美です。
ブログ第2話ということで、シューズと足についてお話します。
約150年前、坂本竜馬が西洋靴を履いて街を歩いた記録があり、日本での西洋靴の歴史は大体150年です。それまで、日本人は草鞋や、雪駄を履いていました。
現代日本では、多くの人が革靴、スニーカーを履いています。
中世ヨーロッパでは、道が石畳で、町では道に糞尿をそのまま捨て、家の中と、外を明確に分ける文化がありました。そのため、西洋の靴は頑丈で、ヒールがあったりするという流れがあります。
日本は土の文化で、昔の日本人は、自然と慣れ親しみ、農作をしていたということもあり、底の薄いシューズや、雪駄などのオープン系の履物が、日本人に合っているんじゃないかと感じています。
シューズの足形の話をします。
私の経験の中で、アメリカ人の足の測定をしたとき、アメリカ人の足は甲が低くて、ひょろ長い足の形状をしています。日本人の足で多いのは、甲が高くて、足長が短い足です。
Nikeやadidasは、欧米人の足に合った作りをしていますので、シューズの中の空間も、甲が低く、ひょろ長い形状です。
なので、欧米の靴は、日本人の足に合いません。
例として私の場合、足の長さが243mmくらいですが、弊社の地下足袋であれば25.5又は、26.0を履きます。(足の長さ+10mmくらいのサイズが目安です)
Nikeを履いた場合、26.0では足の甲が入らず、27.5などを履くことになります。そうすると、足の先の隙間が20mm以上となり、非常に歩きにくい状態となります。
日本メーカーのシューズは日本人の足を見本にしていますので、自分の足にあったシューズが見つかると思います。
皆さん、是非そういったシューズを履いて、健康に留意頂けたらと思います。